2025年7月14日、私たちはカタール航空の翼に乗り、成田国際空港からずっと夢見ていた国、モロッコへと旅立ちました。灼熱の太陽、色鮮やかな街並み、そして満点の星空が広がるサハラ砂漠。8泊10日で巡った魅惑の国の旅行記を、記憶が鮮やかなうちにお届けします！
旅の始まりは快適な空の旅から – カタール航空
今回の旅の翼は、カタール航空。成田からドーハを経由し、モロッコの玄関口カサブランカへ向かいます。長時間のフライトですが、最新のエンターテイメントシステムと丁寧なサービスのおかげで、快適に過ごすことができました。特に、ドーハのハマド国際空港は広大で未来的！乗り継ぎ時間もあっという間に過ぎていきました。
10日間の旅程ハイライト
今回のツアーは、モロッコの魅力をぎゅっと凝縮した王道ルート。各地での思い出をダイジェストでご紹介します。
Day 1-2: カサブランカ上陸と青い宝石シャウエンへ
深夜にカサブランカのムハンマド5世国際空港に到着。翌朝、早速国内を北上し、旅のハイライトの一つ、青い街シャウエンへ。山間にひっそりと佇むこの街は、どこを切り取っても絵になる美しさ。壁も扉も階段も、様々な青色で染め上げられた幻想的な世界に、ただただ心を奪われました。
旅のポイント：
- 服装： 7月のモロッコはとにかく暑い！日差しも強烈なので、通気性の良い長袖・長ズボンがおすすめ。肌の露出は控えめにするのがマナーです。帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテム！
- グルメ： 名物のミントティーで一息。甘くて爽やかな味わいが、歩き疲れた体に染み渡ります。
Day 3: 古代ローマ遺跡と迷宮都市フェズ
シャウエンを後にし、世界遺産ヴォルビリスの古代ローマ遺跡へ。広大な土地に横たわる壮大な遺跡は、かつての繁栄を物語っていました。
そして、いよいよ迷宮都市フェズへ。世界一複雑と言われる旧市街（メディナ）は、一歩足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたかのよう。ロバが荷物を運び、革職人たちが昔ながらの方法で作業をする「タンネリ」の強烈な匂いと風景は、忘れられない体験となりました。
Day 4-5: いざ、サハラ砂漠へ！メルズーガで感動のサンセット＆サンライズ
旅のクライマックス、サハラ砂漠を目指して南下します。途中、アトラス山脈を越え、景色は緑豊かな風景から荒涼とした大地へと劇的に変化。
メルズーガの砂丘の麓で4WDからラクダに乗り換え、夕日に染まる砂漠を進みます。見渡す限り続くオレンジ色の砂丘の稜線は、息をのむほどの美しさ。夜はベルベル人の伝統的なテントに宿泊し、満点の星空を堪能しました。降ってくるかのような星々と静寂に包まれた砂漠の夜は、一生の思い出です。翌朝は、砂丘の頂から昇る神々しいご来光を拝みました。
旅のポイント：
- 砂漠の夜： 夏でも朝晩は少し冷えることがあります。薄手の羽織るものがあると安心です。
- 持ち物： 砂が細かいので、電子機器の保護対策を。また、乾燥するので保湿ケア用品も忘れずに。
Day 6: “カスバ街道”と要塞村アイト・ベン・ハドゥ
サハラ砂漠を後にし、数々の映画のロケ地としても有名な世界遺産アイト・ベン・ハドゥへ。”カスバ”と呼ばれる泥でできた要塞が立ち並ぶ景色は圧巻の一言。赤茶色の村を歩けば、気分はまるで映画の主人公です。
Day 7-8: 熱気と喧騒の街、マラケシュ
旅の最終目的地は、活気に満ちた街マラケシュ。街の中心ジャマ・エル・フナ広場は、夜になると大道芸人や屋台で埋め尽くされ、まるでお祭りのような賑わい。ヘビ使いの笛の音が響き、スパイスや食べ物の香りが立ち込める空間は、五感を激しく刺激します。
イヴ・サンローランが愛したマジョレル庭園の鮮やかな青「マジョレル・ブルー」と植物が織りなす空間は、都会のオアシスそのものでした。
旅のポイント：
- グルメ： モロッコに来たら必食のタジンとクスクス。野菜や肉の旨味が凝縮されたタジンは、お店によって味が異なり、食べ比べるのも楽しみの一つです。
- ショッピング： スーク（市場）での買い物は外せません。カラフルなバブーシュ（革製のスリッパ）や、美容効果の高いアルガンオイル、美しい模様の陶器など、魅力的なお土産がたくさん！値段交渉も楽しみましょう。
Day 9-10: 帰国の途へ
後ろ髪を引かれる思いでマラケシュの空港からドーハを経由し、日本へ。あっという間の10日間でしたが、見るもの、聞くもの、味わうものすべてが新鮮で、刺激的な毎日でした。
旅を終えて
今回のモロッコ旅行は、悠久の歴史と文化、そして壮大な自然のスケールを肌で感じることができた、忘れられない旅となりました。迷宮の街、果てしなく広がる砂漠、そして何よりも親切で陽気な人々。カタール航空の快適なフライトで始まったこの旅は、私の人生の1ページに鮮やかな彩りを加えてくれました。
もし、日常から遠く離れた異世界に飛び込んでみたいなら、モロッコは最高の旅先です。このブログが、あなたの旅のきっかけになれば嬉しいです。
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